中国料理のシェフのインタビュー記事を読んでの感想でもう一人の保育者の感想文を紹介させていただきます。
「 嫌いこそものの上手なれ 」という逆転の発想から、事態を好転させる生き方に共鳴したことが書かれています。
仕事は決して自分の好きな業務ばかりではありません。しかし、与えられた持ち場で自分なりの花を咲かせることの大切さを語っています。
ぜひご覧下さい。
感想文
『テーマ;一つの道を選び、その道を歩き続ける』
中国料理界の巨匠と称される脇谷さん。料理人としての道を歩き続け、中国料理人としての地位を確立されるまでの道が気になり、この記事を選んだ。
中国料理人を目指すきっかけこそは父親の意思からではあったが、料理人の世界に入ってからの脇谷さんの忍耐力がすごいと感じた。鍋洗いを3年半、入った当初は周りは経験者も半数以上。この中でも、鍋洗いをしながらも親方の調理する音から学びを得たり、密かに練習をしたりする姿、嫌なことを好きになるところから道が開けると言う言葉から、きっかけはどうであれ、その道に入った後が重要であることが感じられた。
好きこそ物の上手なれという言葉はあるが脇谷さんの場合は、嫌いこそものの上手なれであると思った。嫌だからこそ自ら近づきそこから好きを見出す。過程は辛いかもしれないが必要になる事は絶対にあると思う。
また、脇谷さんであったら息抜きで行ったスキー場で出会った今回の特集の言葉である「この道より我が道を生かす道なし この道を歩く」というワードからの覚悟、その言葉を自分に置き換えることが出来るところもすごいと感じた。
また、新たなことに挑戦する事の大切さも感じられた。周囲と同じ事は出来るが、やはり新たな試みをする事で道が開けると思った。私も保育に置き換えると今、○年目にして新しいことに挑戦する機会をいただけている。
楽しいばかりでなく不安の方が大きいが郷に従うのも大事であり、頑張りどころなのかなとも思う。
脇谷さんの言葉の「何をなせるか、なせないかの差は才能の差でも運の差でもないと僕は思っています。いま自分の目の前にあることに必死で取り組んで、それが自分のすべき仕事と分かった時、人生は必ず変わる。」という言葉より、もっと必死に目の前のことに取り組める人でありたいと思う。