第8回 木鶏会

まず、会の前に先月に引き続き「偏愛マップ」ゲームをしました。

先月とはグループメンバーをすべて入れ替えて、新しいメンバーとお互いの自分の偏愛している事柄を紹介し合いました。

今回のテーマは『人生死ぬまで通過点』です。

東京2020オリンピックにて史上初の兄妹金メダル獲得の快挙を成し遂げた阿部詩選手と指導者小嶋監督の対談の記事でした。

小嶋監督が阿部選手のことを「努力できる天才」と評していました。

素人が側から見ると、一流のアスリートましては金メダリストにもなると、もはや持って生まれた柔道センスや天性のフィジカル能力がなければ頂点には立てないのではないかと考えてしまいます。しかし、最も間近で見てきた指導者が阿部選手を「努力の天才」と捉えるのなら、一般人には到底できないような努力を積み重ねてきたと推測します。

当園で木鶏会を始めたきっかけの一つとして、「教えるプロではなく、みんなで学びのプロになろう」という思いを込めて立ち上げました。だから、阿部選手のように努力の天才になれるかどうかわからなくても、少なくとも、学ぶことにおいてはいつでもベストを尽くし、人一倍の努力を心がけたいものです。

ただ、「努力したからと言って、結果がすぐについてくるわけでもない」とも阿部選手が述べています。だとしたら短絡的な結果云々を気にせずに、決してあきらない持続的な努力が必要なのではないでしょうか。

私たちなら、子どもたちのエピソードを語り合う「子どもの物語」や木鶏会などの園内研修、もちろん園外研修などがプラスアルファの努力になるはずです。

そして、私たちが学ぶことはちまたに溢れていると思います。読書をする、テレビや映画、あるいは講演会などに参加するなど自発的な勉強が人一倍の努力であり、「学びのプロ」に近づくのではないでしょうか。

今年もみんなで多くのことを学び合います!
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