本年度より、当園の全職員を交えて新たな園内研修を立ち上げました。その名も『木鶏会』です。5月17日の放課後、記念すべき第1回目の木鶏会を開催しました。
木鶏会の研修内容は
月1回研修を行う→会の事前に雑誌『致知』の記事を読む→グループワークによりそれぞれの感想文を発表する→他人の感想文を聞いて、お互いコメントし、他人の良いところを褒め合う。→グループリーダーが全体で発表
この取り組みで私たち職員が目指しているのは、
- 子どもたちの心に寄り添う教育ができるように
- 相手の心を読み取る訓練は、保育中での子どもの心理や機微を素早く察知する力になる
- 職責・部門を超えて縦と横のコミュニケーションの活性化のため
- 各界の一流の方々の仕事観、生き方に触れることが一人一人の成長につながる
- 保育技術以上に職員の人間性・人間力を高めることで、自分の仕事に自信と誇りを持って取り組みたいから
などです。
まずは、グループワークでみんなで感想を述べ合いました。相手の考えに共感したり、普段の仕事ぶりからの良い点を褒めてあげたり、感謝の言葉を述べたりと終始心地よい空間をみんなで共有できました。
『致知』には、世の中には自分たち以上に苦労困難を持った人、そしてそれに屈することなく、乗り越えていく人の体験談が数多く掲載されています。まさに普段の生活では味わえない感動や学びがあるはずです。このようなエピソードに触れることは、私たちにとって財産になります。きっと私たちの心に止まる贈り物になると思っています。
致知出版社のご担当者から木鶏会の進め方をご説明していただきました。そして、グループ発表を行いました。グループリーダーが感想を発表します。
翌日より職員の感想文が集まりました。 「来月の木鶏会が楽しみ」「他者の考え方から多くの気づきがあった」「褒めることは自己肯定感を高めるきっかけになると思った」「たくさん本を読んで語彙力を高めたい」「日頃話す機会がない職員と意外な関係作りができた」「次回も褒めて褒めて褒めまくるぞ」「チームとして同じ気持ちで頑張っていきたい」「素敵な会だと思った」など様々なコメントが寄せられました。
まずは肩肘張らずに、記事を読んで、みんなで感動を分かち合うことを目指してがんばります。「木鶏会」という全職員で集まる「時間」と「空間」を実りのあるものにしていきたいと思います。