「ありがとう」を言われた喜び

登場人物

  • B君(年中組)
  • D君(Bクラスのクラス)
  • C先生(B君D君の担任)
  • A先生(絵本を貸してくれた)

ある日の帰り道、歩きコースを一緒に歩いていた年中組のB君が、

A先生、今日絵本を貸してくれてありがとう!

と言ってくれました。


それはなぜかというと⋯??

その日の帰りの会前に、同じクラスのD君が、

○○の絵本貸してください

と、A先生のクラスに借りに来ました。

D君はクラスに戻り、C先生に読み聞かせをして貰いました。

読み終わった後、

『A先生に絵本を貸してくれてありがとう』、と伝えようね!

と、C先生がクラス全体の子どもたちに伝えました。

その後の降園時間でA先生が、一緒に歩きコースを歩いているB君に

どうして「ありがとう」って言ってくれたの?

と聞くと、

だって、 帰りの会でC先生が、『絵本を貸してくれたA先生にありがとうと伝えようね! 』って言っていたから

とB君が話してくれました。

A先生も思わず嬉しくなり、

ありがとう!

と伝えると、

B君が

でもまだみんな言ってきてないでしょ?僕が1番だった?

と、ウキウキしながら聞いてきました。

C先生から言われたことを、すぐに素直に実践して「ありがとう」を伝えてきてくれたこと、

「僕が1番だった?」とB君自身が喜びを感じたこと、そんな純粋な姿に嬉しく、そして微笑ましい瞬間でした。

それと同時に、

「ありがとう!」って言葉は、こんなにも心が温まるのだな、と改めて感じました。

さらに、

この出来事をB君の担任C先生や副担任にも伝えると、一緒に喜んでもらえて、またまた心があたたまりました^^

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