Dさん
Eさん
おうちで要らなくなったものを、世界の困っているお友達にプレゼントとして分けてあげる「ワールドギフト」の企画で子どもたちが積極的に取り組んでくれました。
寄付してくれるおもちゃや服にとどまらず、世界のお友達に自分たちの気持ちを届けようと思って、あるクラスではお手紙も書いてくれました。
会ったこともないお友達だけど、なんとか元気づけようとDさんも一生懸命手紙を書いてくれていました。
そして、この機会をきっかけに、手紙で想いを伝えることができることをつかみ取ってくれたように思います。
すると、数日後に感動的なお話が生まれました。
2月18日の入園説明会でおゆうぎを披露したグループメンバーにまつわるお話です。
残念ながら、直前にけがでDさんはおゆうぎ参加を断念することになりました。
翌日、Dさんはグループメンバーにお手紙を書きました。
その中にこんなことが書いてありました(本人が保育者に見せてくれました)
おゆうぎ、楽しかった? 私も一緒に踊りたかった
その内容を読んで、保育者も思いました。
Dさんの本音であり、切実な気持ちなんだろう
と。
そして保育者は、その手紙をメンバーの前で読み上げました。
すると、メンバーの一人のEさんが、Dさんの残念な思いを察したのか、ウルッとしていました。
Dさんの素直な残念だった気持ちを受け取って、ウルッとするEさんの姿を見て、保育者も思わずウルッとしてしまいました。
このシーンを見て、他人の痛みを自分の痛みと思えるぐらいのEさんの優しい心に感動せずにはいられなかったです。
そして、Dさんも手紙を通して、仲間に対して自分の分まで頑張ってくれたことを気にかけてくれたのだと思います。
DさんもEさんもお互いを尊重する関係性が、本当に素晴らしいです。
Dさん、Eさん、どうもありがとう。