年長組のあるクラスでは最近、お互いに「ありがとう」を伝え合う大変素敵な習慣が浸透しています。
きっかけはあることからでした。
運動会の練習に明け暮れた9月は、外遊びがあまりできない状況でした。
運動会後、少しでも子どもたちに外遊びが出来るように、保育者が子どもたちにある提案をしました。
できるだけみんなで外で遊べるようにしたいから、早くお帰り準備を出来るようにがんばろうね。そして、誰かに何かをしてもらったら、仲間に『ありがとう』とお口で言ってみようね。
すると、子どもたちは、即座に実践してくれました。
仲間や保育者が何をするにも、「ありがとう」を声に出して伝えるようになりました。
例えば、保育者がお箸を配ると、「ありがとう」
牛乳をつぐと、「ありがとう」
歯ブラシを濡らすだけで「ありがとう」
保育者も「ありがとう」のシャワーを一杯浴びることができて、幸せな気分になりました。
このように、ありがとうを伝えることは、言われる相手ももちろんうれしいですし、伝える本人も気持ちが良いものです。
「ありがとう」が飛び交う年長クラスに大きな拍手です。
そんな習慣を浸透させてくれたクラスのみんなに「ありがとう」!