自分の失敗談を持ち出して相手を安心させたK君

登場人物

  • K君
  • Aさん

Aさんはトイレに間に合わなくておもらしをしてしまい、トイレの付近で泣きわめていました。すぐに保育者も駆け寄りました。

すると、その場にいたK君が

おもらしをしたの?

と尋ねます。

保育者が、

ちょっと間に合わなかったみたい

するとK君、

僕も〇〇組(去年)の時には、よくおもらしをしていたよ。おうちでも何回もおもらしをしたよ。

でも見て、ほら一人でこうやっておしっこできるようになっているよ。

大丈夫だよ、すぐできるようになるから

と優しく声をかけていました。

 保育者が何を言ってもAさんはずっと泣いていたけど、K君の声を聞いて、少しずつ涙が止まりました。

自分の失敗談を持ち出して、相手に寄り添おう、安心させようとするポジティブな声かけをしてくれたところにK君の立派さを垣間見ました。

K君、どうもありがとう。

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