年少のお友達を優しく接してくれたA君

登場人物

  • A君(年長組)
  • K君(年少組)

朝の体操での出来事です。

年長と年少がペアになって体操をしました。

K君は登園してから「ママが良い」と涙が止りません。

運動場で、A君がペアでの体操を行いました。始めのうちは、「K君がずっと泣いている」と、A君は保育者に伝えるほど少し困った様子でした。けど、戸惑いながらもK君をなだめるようにポンポンと頭を優しくなでてあげていました。体操の最後までK君は涙が止らなかったのですが、隣でA君は優しく手をつないでくれていました。

その日の午後でした。A君はK君のクラスのお部屋を覗いた時のことです。すると、K君の担任に、「K君、まだ泣いているね。でもね、朝の体操の時、僕と一緒に体操をいっぱい頑張ったんだよ」と教えてくれました。

K君の担任は昨年A君を受け持っていたので、格別感慨深い思いがしました。昨年のA君は、些細なことでも涙が出て、繊細なところがありました。けど、最上級生になって、年少の仲間に寄り添うほどまでにお兄さんになって、とてもうれしかったです。

A君、K君を優しく気遣ってくれてどうもありがとう。

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