F君の声かけに保育者が大いに学んだエピソードです。
にじ組にて、数名の年長組のお友達がお部屋の中を走り回っていました。
にじ組が始まる前にも、保育者はお部屋を走り回らないことを子どもたちとお約束としてお話していました。それでも、いざ、にじ組が始まると、お部屋を駆け回っているお友達が数名いました。つかさず、保育者が注意を何度か促すのですが、なかなか収まりません。
その時でした。F君が走り回るお友達に一言、「赤ちゃんのスピードで遊ぼうぜ」と促しました。
すると、駆け回っていたお友達もピタッと、走るのをやめて落ち着いてくれました。
保育者も考えつかないF君の仲間にわかりやすい効果的な声かけに感心しました。「こんな声かけを自分もできたら良いな」と。
F君もきっとお友達のことを思って咄嗟に出た言葉だったかも知れません。F君の仲間への思いやりを感じました。
F君、どうもありがとう。
そして、F君の注意を聞いてくれたお友達も素直で立派だったと思います。
これからは、お互いに安全に気をつけて遊ぼうね。