(登場人物)
- 2歳児 S君
- 年中組 A君
S君はいつも滑り台を怖がります。保育者が「一緒に滑ろう」って誘っても、滑ることを躊躇します。
先日の出来事です。
いつものごとく滑り台を怖がっているS君の様子をA君がたまたま見ていました。
駆け寄って「大丈夫だよ」とA君が優しくS君に語りかけます。それでもS君はなかなか一歩が踏み出せません。
すると、S君の手を引っ張って、「一緒に滑ろう」と。するとA君はS君を膝の上に乗せて一緒にすべりました。初めて滑り台を滑れてS君はにっこり。
この1つの経験で何かをつかみ取ったのでしょう。その後、S君はひとりで滑れるようになりました。
今回のA君の粋な計らいが本当に立派でした。
保育者も、今回のA君のお友達へのアプローチの仕方に大いに学ぶものがありました。
ありがとうA君。