年中組のある園児A君が骨折をして、現在長期のお休み中です。毎朝のクラスの点呼で、「A君はおやすみです。治るまではお休みだよ」と先生が伝えます。毎日先生からの欠席の伝達で、ついにはクラスの子どもたちから、「まだ来ないの?」と。
すると先生は「A君は元気かな?みんなどうする?」と子どもたちに語りかけます。 すると、どこからともなく自然に子どもたちから「お手紙を書きたい!」と。 子どもたちはまだ字が書けないので、「A君の似顔絵を描けばいいんじゃない?」とさらに盛り上がります。
そこで先生は、「先生が代わりにメッセージを書くから、みんなで A君への応援メッセージを考えようよ」と提案します。 すると、「早く幼稚園に来てね、A君大好きだよ」とシンプルなメッセージを保育者が代筆で書きました。
他者を思いやる子どもたちの気持ちに、保育者も胸が熱くなりました。