- 年少 Aさん
- 年長 Bさん
運動場での自由遊び時間の出来事です。
Aさんが涙を流していました。お母さんに会いたくて寂しくて泣いているような様子でした。
Aさんが泣きながら一人で歩いていたら、すると、Bさんが(お友達と駆け回っている最中でしたが)立ち止まって、
どうしたの?
ママに会いたいの
Bさんは少しずつAさんに近づいて
ママに会いたいんだね。大丈夫だよ
と。
Bさんの慰めに少しずつAさんも落ち着いてきて、シクシク涙に収まってきました。
けど、それでもAさんは完全には泣き止まず、Bさんはその場をどうしたらいいのかなと、途方に暮れてキョロキョロし始めました。
そこに保育者がBさんのところへ駆け寄って、
どうしたの
と尋ねると、
Aちゃん、お母さんに会いたいんだって
そうだったんだね。きっと最近幼稚園に通い始めたから、寂しくて涙が出たんだろうね
と保育者はBさんに声をかけました。
すると、Bさんは、Aさんと同じ年少クラスのお友達を見つけて、
ねえねえ、Aちゃんが泣いているから、一緒に遊んであげて
Bさんは、実はこんな優しい声かけや気遣いを発揮するのは今回ばかりではありません。
自分より下の学年の子どもたちに対する接し方がいつも丁寧で慈愛に満ちています。
Bさん、いつも年少組年中組のお友達に寄り添ってくれてどうもありがとう。