切磋琢磨のかけっこ練習

10月2日運動会を開催しましたが、それまでの練習のエピソードをご紹介します。

9月から本格的に練習が始まりました。

当初Aさんはかけっこ練習が苦手でした。

しかし、初回のかけっこ練習で一番になったのが、きっかけでAさんは俄然かけっこにやる気が出てきました。

ところが、2回目の練習になると同じグループのB君が一番になり、Aさんはちょっぴり悔しそうにしていました。

そして、運動会直前の最後のかけっこ練習でも、B君が一番になり、Aさんは悔しくて涙を流しました。

すると、B君はAさんに駆け寄って、

どうして泣いているの?
一番が良かったの?けど、大丈夫、Aちゃん、よく頑張っていたよ

素晴らしいB君の気遣いと言葉かけに驚きました。

本番では順番云々ではなく、二人ともやりきったという表情を見せてくれました。

保育者としても、二人の充実感がとてもうれしかったです。

○Aさんは、悔しくても練習と本番で全力を出したこと、意欲的に取り組んだこと

○B君は、優しい性格だけど、Aさんに気遣いし過ぎることなく、本番でもいつも通り全力で挑んだこと

二人の立派さはここにあると思います。

お互い切磋琢磨して練習に励んだ二人のことを、私たちも誇りに思います。

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