H君は運動場でダンゴムシ探しに夢中になっていました。
すると、1匹、なかなか動きません。
H君は不思議そうに「なんで動かないんだろう」とダンゴムシを見つめます。隣にいたMさんも一緒に心配そうにしています。
少し時間が経ち、それでもダンゴムシがなかなか動かないので、ようやくH君はダンゴムシが死んでいることを察知しました。すると、Mさんと二人で、「ここは寒いから、日の当たる所に移してみようか。」とダンゴムシを移動させて、
「ここなら誰にも踏まれないし、けがもしないね。」と言いながら、穴を掘り、ダンゴムシを埋めていました。
日頃から優しいH君ですが、虫に対しても、優しい心を発揮していました。